ページ番号1009789 更新日 2023年3月9日
飼い主のいない猫(いわゆる野良猫)によるふん尿被害、鳴き声など、地域の課題の一つに野良猫問題があります。
猫は、動物の愛護および管理に関する法律で、「愛護動物」に定められており、みだりに殺したり傷つけたりすることは犯罪です。人と猫が共生できるよう、地域のみんなで猫の問題を考えてみることが必要です。
猫は出産を1年に2〜3回行い、1回の出産で4〜8匹生まれると言われています。このため、あっという間に数が増えてしまうことがあります。
寿命は、飼い主のいない猫の平均寿命が3〜5年と言われ、飼い猫の寿命が10年以上、ときに20年近く生きるのに対し、とても短い寿命です。これは飼い主のいない猫が交通事故や各種感染症などの病気、食料不足などの厳しい環境にあることが原因といえます。
地域猫とは、飼い主のいない猫のうち、地域住民がその地域で、餌の管理、ふん尿の処理をして、不妊去勢手術が施されている猫のことです。
地域猫は不妊去勢手術が施された後、処置のされていない猫と区別するため片耳の端がカットされています。
飼い主のいない猫を適切に飼養・管理するために、地域住民の理解と協力のもとで共同飼養する活動のことです。
その地域に住んでいる住民たちが協力し、ボランティアの助けなども得ながら、地域に住み着いている飼い主のいない猫に不妊去勢手術を行い、今以上に数が増えないように管理します。
併せて、餌やりやふんの始末を適切に行うことにより、猫によって迷惑を被っている住民たちの理解が得られるように配慮をし、また、餌場やトイレの管理をすることで、地域の環境美化にもつながります。
地域猫活動はこうして、地域ぐるみで、今地域にいる猫を飼養しながら、徐々に頭数を減らし、トラブルの解決を目指すものです。
(1)地域住民の理解と協力
地域猫活動には、地域住民の理解と協力が必要です。猫が嫌いな方もいるため、しっかりと地域の方に地域猫活動の趣旨を説明し、あらかじめ地域住民の理解を得ることが必要です。
(2)不妊去勢手術
飼い主のいない猫を増やさないために不妊去勢手術を行います。
(3)適正な餌やり
餌を与える時間、場所を決め、食べた後はすぐに片付けます。置き餌はしないようにしましょう。
(4)ふん尿の始末
地域の合意が得られた場所に猫用のトイレを設置し、定期的に清掃しましょう。
飼い主のいない猫に迷惑している人、かわいそうな猫がいて心を痛めている人、飼い主のいない猫に餌をやっている人、それぞれ思いは異なりますが、共通するのは「飼い主のいない猫を減らしたい」ことではないでしょうか。
飼い主のいない猫も、私たちと同じ命ある生き物です。人と猫が共生できるよう、みんなで地域猫活動を考えてみませんか。
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