ページ番号1009071 更新日 2023年3月1日
平成7年の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)、平成16年の新潟中越地震などにおいて、大規模に盛土造成された宅地で滑動崩落による被害が発生しました。この滑動崩落という現象のメカニズムは、これらの被害により初めて明らかになってきました。国では、こうした被害を未然に防止または軽減を図り、宅地の安全性の確保を図ることを目的に、平成18年に宅地造成等規制法を改正し、大規模盛土造成地の調査や事前対策を支援する取組を推進しています。東海地方においては、南海トラフ巨大地震の発生が懸念されています。このページは、大規模な盛土造成地が身近に存在することを知っていただくため、市民の皆さまへの情報提供を目的としています。
盛土造成地のうち以下の要件に該当するものを「大規模盛土造成地」と呼びます。
[画像]大規模盛土造成地(28.4KB) 愛知県は、大規模盛土造成地の抽出調査(第1次スクリーニング)を実施し、大規模盛土造成地のおおむねの位置を示した大規模盛土造成地マップを作成しました。本市内では、29箇所の谷埋め型大規模盛土造成地と2箇所の腹付け型大規模盛土造成地があることがわかりました。
なお、大規模盛土造成地マップに示した箇所全てが地震時に危険というわけではありません。
新旧の地形図や空中写真を重ね合わせることで、大規模盛土造成地の分布状況を把握しました。
田原市のマップは、愛知県建築指導課ホームページおよび国土地理院の「重ねるハザードマップ」において公表されています。
※令和4年度に行った調査結果を反映したマップについては、準備ができ次第掲載します。
田原市は、国の大規模盛土造成地滑動崩落対策推進ガイドラインに基づき、大規模盛土造成地の宅地調査を行いました。
○調査内容
・盛土の地盤に問題がないか
・造成地内の擁壁の構造や変状
・地下水の有無 など
○現地調査実施日
令和4年6月
○今回の調査で分かったこと
・直ちに危険のある大規模盛土造成地は確認されませんでした。
・腹付け型とされていた2箇所は、谷埋め型でした。
・31箇所のうち8箇所については、農地開発などによる造成であるため、大規模盛土造成地から除外します。
今後は市で定期的な経過観察を継続し、異常がないかを確認するとともに、詳細な調査の実施を検討します。
盛土造成地は身近に存在することを今一度認識していただき、日ごろから周囲の地盤の変化などに注意を払い、大切な財産である宅地や擁壁などの点検をお願いします。
市民の皆さまにおかれましては、お住まいの住宅の耐震診断・耐震改修、家具等の転倒防止対策を進め、地震等の災害に対して備えましょう。
Q1.大規模盛土造成地マップを公表した目的はなんですか。
A1.市民の皆様に大規模盛土造成地が身近に存在することを知っていただき、災害の未然防止や被害の軽減につなげることを目的としています。
Q2.大規模盛土造成上にある土地は危険ということですか。
A2.大規模盛土造成地マップは大規模盛土造成地の分布状況を示したものであり、大規模盛土造成地上にあるからといって、その土地が危険ということではありません。
Q3.大規模盛土造成地に入っていることで、土地の造成、建物物の建築をする時に特別な手続きや条件が付きますか。
A3.大規模盛土造成地に入っていることで特別な手続きや条件が付くわけではありません。
建築課 開発指導係 電話:0531-27-8606(直通)
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