地震の正しい知識


ページ番号1000677  更新日 2024年1月4日


地震について正しい知識を身に付けましょう。


地震発生のしくみ

海溝型の地震

日本列島が乗っている大陸側のプレートに、海洋側のプレートが毎年数cmもぐり込んでいます。その時に大陸側のプレートが引きずり込まれ、プレート同士の境目にひずみが蓄積されます。それが限界に達した時に、元に戻ろうと急激に動くことによって地震が発生します。過去にこの地域に大きな被害を及ぼしたこのタイプの地震は、東南海地震などで、その発生間隔は100年から150年で、かなり規則的に発生しています。

海溝型地震の起こり方

  1. 海洋側のプレートのもぐり込みによって大陸側のプレートが引きずり込まれ、境目にひずみがたまっていく。
  2. ひずみが限界に達すると、元に戻ろうとしてはね上がり地震が起こる。
[画像]イラスト:海溝型地震の起こり方イメージ(6.5KB)

活断層による地震

プレートに蓄積されたひずみのエネルギーが、プレートの内部で破壊を引き起こし、断層ができ地震が発生します。この付近では、三河地震を引き起こした活断層が幡豆郡にありますが、このタイプの地震の発生間隔は、500年から1000年ぐらいともいわれ、その予知は不可能といわれています。

マグニチュードと震度の違い

[画像]マグニチュードと震度の違いイメージ(4.0KB)

地震のエネルギーの大きさをマグニチュード、各地域での地震の揺れの大きさを震度といいます。一般的にマグニチュードが大きくても、震源が遠い場合や深い場合は震度が小さく、逆にマグニチュードが小さくても、震源が近い場合や浅い場合は震度が大きくなります。

地震の揺れと被害想定

震度0 0gal〜0.8gal 人は揺れを感じない。
震度1 0.8gal〜2.5gal 屋内にいる人の一部がわずかな揺れを感じる。
震度2 2.5gal〜8gal 屋内にいる人の多くが揺れを感じる。
つり下がっている電灯などがわずかに揺れる。
震度3 8gal〜25gal 屋内にいるほとんどの人が揺れを感じ、棚の食器が音をたてることがある。
震度4 25gal〜80gal 寝ている人のほとんどが目を覚ます。
部屋の不安定な置物が倒れる。
歩行中の人も揺れを感じる
震度5
80gal〜250gal 家具の移動や、食器や本が落ちたり、窓ガラスが割れることもある。
震度5
80gal〜250gal タンスなど重い家具や、外では自動販売機が倒れることがある。
自動車の運転は困難。
震度6
250gal〜400gal 立っていることが難しい。
壁のタイルや窓ガラスが壊れ、ドアが開かなくなる。
震度6
250gal〜400gal 立っていられず、はわないと動くことができない。
固定していない 重い家具のほとんどが倒れ、戸がはずれて飛ぶ。
震度7 400gal以上 自分の意志で行動できない。
大きな地割れや地すべり、山崩れが発生する。

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